今回は独学によって短期間で英語の成績を上げる方法について紹介します!
そもそも多くの学生だけでなく、学校や塾までも正しい勉強法を生徒に教えることができていません。
では正しい勉強法とはどのようにすることなのか説明していきます。
正しい英語の勉強の順番
なぜ、多くの学生や学校・塾で成績が上がらないのかというと正しい順番で勉強ができていないことが1番の問題です。
英語のゴールとは何なのか、それは長文を速く正確に読めるようになることです。
つまり勉強の結果、目指すべきゴール(最終地点)がそこなのです。
しかし、多くの学校や塾では初めから長文を読んで解説していきます。
または、長文と並行して基礎である文法の授業をします。
・・・どうでしょうか?
いきなりゴールから勉強してできるようになると思いますか?
当然できるようになりません。
しかしそんな間違った勉強の順番でやっているにもかかわらず、成績が落ちた結果「自分は英語が苦手だ」と思う学生が増えていくのです。
大変もったいないですし、不幸なことです。
私から言わせれば生徒が悪いのではなく、教え方が悪いだけです。
つまり、英語が苦手だと思っている人はまだ諦めず、ここに書いてある方法で勉強を頑張ってみてください。
早ければ2週間で効果を実感できると思いますよ。
そのまえに正しい英語の勉強法の順番について説明しておきます。
- 単語
- 文法
- 熟語
- 構文解釈
- 長文
以上です。
この順番にやっていくことが、とにかく大切になります。
単語の勉強法

英語の基礎は単語、「そんなのわかっているよ!」と思うかもしれません。
では、ここで質問です。
私がみなさんの使っている英単語帳からランダムで100題テストすると何問正解できるでしょうか?
多くの学生が3~4割程度になるのではないでしょうか?
自身のある人でも8割程度だと思います。
それで単語の勉強が終わっているといえますか?
理解度が4割だとすると長文を読んでいて6割わからない単語ということになります。
それで長文を読めますか?
9割わかっていれば1割は前後の意味で予想することができるかもしれません。
でも、半分もわからなければ予想も何もありません。
読めなくて当然です。
では、単語がわからなくて読めないのは英語が苦手ということになるのでしょうか?
私はならないと思います。
フランス語を読めと言われて読めますか?
読めないと思います。
でもそれはフランス語の単語や文法といった最低限がわかっていないからであってフランス語が苦手ということにはなりませんよね。
だからこそ、英語が苦手だと言っている学生さんたちは今一度この基礎の単語から学びなおして欲しいと思います。
学校や塾では単語の授業はありません。
そんなの自分でやってきてね、ということなのです。
生徒任せにするからこそ成績が上がらないのです。
英語が苦手で塾に行っている生徒の多くは塾で時間がとられ、さらに英単語を覚える時間が無くなります。
その結果さらに成績が落ちていくわけですね。
それではもし「学校のテストに英単語帳を持ち込んでみながらテストを受けていいよ」となれば何点ぐらい上がりそうでしょうか?
5点?10点?人によっては30点くらい上がる人もいるでしょう。
今皆さんが上がると思った点数分英単語帳を完璧にするだけで上がる成績なのです。
なぜなら、英単語帳を1冊完璧にしていれば、頭の中に英単語帳を持ち込んでテストを受けるようなものですからね。
いかに英単語帳1冊を完璧にするだけで成績が上がるかイメージできましたか?
前置きが長くなりましたが、英単語の勉強法について説明していきます。
英語に割ける勉強時間は人それぞれだと思うので1日1時間30分くらいとれる生徒を例に説明していきます。
- 1日100語英単語を覚える
- 100語自分でテストをし、わからない単語とわかる単語に分ける
- わからない単語を抜き出す
- もしここで70個抜き出した場合、それを10個ずつのまとまりに分ける
- 10個ずつ覚えていく
- 半分覚えたら一度テストをし、前の範囲を忘れていないかチェック(今回であれば30個か40個覚えたタイミング)
- その後後半も10個ずつに区切って覚えていく
- 最後に総復習しておしまい
ポイントは間違えた単語の見直しが多くなるようにチェックをつけていくことです。
1回目間違えたら単語の横にチェック、2回目間違えたら同じくチェックをしていきます。
これは何回間違えたかわかればどんなチェックでもいいです。(正の字でも✖でもOK)
そうやって正解した問題を何度もやらなければかなり効率よく勉強していくことができます。
後は覚えるときにスペルは覚えず訳だけ覚えていくことです。
なぜなら、難しい単語ほど書く機会は少なく、読めればいいのです。
「2次で英作文が必要だから・・・」という人もいますが、英作文は自分のわかる簡単な単語でやればいいのです。
それこそ中学生レベルの単語でいいのです。
だからこそ1語1訳で効率的にやっていきましょう!
「10個ずつならやれそう」という気持ちが大切です。
誰だっていきなり100個やれと言われればきついです。
この方法でやっていけば100語は大体1時間半で覚えることができます。
つまり3時間あれば200語覚えることができるわけです。
受験生で時間がない人もこの方法で気合をいれて行えば、大学入試共通テストに必要な約1900語の英単語が何と2週間ほどで終わるのです。
学校や普通の授業ではこの速度で基礎を終わらせることは絶対にできません。
基礎ができていない人は必ず取り組んでみてください。
もちろん1周だけでは完璧に覚えることができませんので、2周3周と繰り返し行ってください。
すると1周目よりも覚えている単語が増えてくるので毎日覚えるべき単語はかなり少なくなっていきます。
つまり最初の1周目が1番しんどいです。
ここで投げてしまう人が多いので耐えて1周目頑張ってください。
そうすれば成績を上げる準備が一気に出来上がります。
英文法の勉強法
英文法は人によってかなり習熟度が異なります。
なぜなら、学校や塾の先生によって力の入れ方が全く違うからです。
これは今まで何千人という生徒、そして何百人という先生を見てきたからこそわかります。
やっていない子は高校3年生になってもSVOCってなに?と平気でいいます。
なぜなら、やらなくても感覚である程度解けてしまうからです。
しかし、文法問題はこの基礎ができていれば、めちゃくちゃ点数が取れる分野になるのです。

このように4択の問題が多く出題されますが、前置詞の後ろに来るのは名詞、不定詞の後は動詞の原形など文法のルールを理解していれば必然的に消せる選択肢が出てくるのです。
勉強をするときは、なんとなくこれ、で答えを選ぶのではなく、なぜこの選択肢になるのか「自分の言葉で説明できる」ことがゴールとして勉強しましょう。
なんとなくで正解してしまうと次同じような問題が出てきた時も運任せになってしまいます。
単語と違って回数をこなして答えを覚えるのではなく1問1問理解することを目標に勉強を進めていきましょう。
特に感覚で進めていた人は必ずSVOCなどの文型から勉強しなおしましょう。
なぜならそうすることで上記選択問題だけでなく並べ替え問題にも対策ができるようになるからです。
英熟語の勉強法
熟語の覚え方は英単語同様です。
間違えた問題が多く復習できるようにチェックしていきましょう。
単語が覚えきれていれば、単語の意味から結び付けやすいので単語ほど苦労はしないと思います。
構文解釈の勉強法
構文解釈とは何かというと短い1文を読み解く練習です。
長文は短い1文の集まりです。
つまり1文1文正しく解釈できるようになればもはや長文は読めたようなものです。
何が主語で、何が動詞で何が目的語なのか、これらが理解できれば読めるようになるというわけです。
基礎の単語、文法、熟語が終わっていれば後はこの構文解釈で読み方を練習すればあなたの英語の成績はもうぐんぐん上がっている頃でしょう。
ちなみに構文解釈はこちらのテキストがオススメなのでどれを選らんでいいかわからない人は買ってみてください。

長文の勉強法
ここまでくれば後は読むスピード、正確さを鍛え上げるだけです。
スピードを上げたい方はリスニングのCDと合わせて勉強することがオススメです。
最初はリスニングのCDの読む速度に合わせて長文を目で追っていきます。
最初は追うだけで精いっぱいだと思います。
そのうち慣れてきたら、単語の意味を拾うだけでもいいので大雑把に訳していってみましょう。
全体的な意味がつながらなくてもいいです。
ここで単語の意味がすぐ出てこないことが多いようであれば単語を勉強しなおしましょう。
そうするとやがてCDの速度で正しく訳せるようになってきます。
これが長文の読むスピードを上げる一番の近道です。
徐々に上げていこうとするのではなく、最初から理想の速さに合わせて慣れていく練習をしていくわけですね。
留学に行くと短期間で英語力を鍛えられます。
聞く、話すをやらざるを得ない状況におき、やるからですね。
だからこそリスニングのCDに合わせる練習をしていくと短期間でスピードが上がっていくのです。
長文は問題によって難易度が異なっていますので、レベルを徐々に上げていくことでより偏差値の高い長文を読むことができるようになっていきます。
志望校の過去問が難しいと感じたらワンランク下の学校の過去問を解いてみるといいでしょう。
まとめ
英語の勉強は基礎の3ステップとその後の構文解釈、そして長文とはいっていくことで最速で成績を上げていくことができます。
自学自習の時間が少ない生徒ほどいつまでも基礎が固まらず成績が上がりません。
塾や学校の授業に一生懸命時間を使っている人ほど成績が上がりにくいという悪循環に陥るわけですね。
そもそも学校や塾はなぜそんなに長文ばかりやるのかというと、単語の勉強で授業をしお金を取ることができないからですね。
誰だって「英単語を覚える授業を1時間します!」という塾にお金を払いたくないですよねw
でも、実はそれが一番成績を上げる近道なのです。
この記事を見た方はぜひ塾や学校で授業を聞くだけでなく英単語からきっちり固めて成績を上げてください!
もし成績が上がったという人はコメントで教えてくれると嬉しいです!
それでは今回は以上になります!
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