不登校でも公立高校に行けますか?【お悩み相談】

不登校でも公立高校 お悩み相談室

今回頂いたお悩みはこちら。

「不登校なのですが公立高校に行くことはできるのでしょうか?」。

行けますが、おすすめはしません。

なぜですか?高校からやり直したいのですが。

高校に入った後のことを考えてみましょう。詳しく説明していきます。

現在、不登校と呼ばれる生徒は20万人ほどいます。

日本では小中高と合わせて、約4万もの学校があります。

つまり、平均して1校当たり5人の不登校状態の生徒がいる計算になります。

こうしてみると、かなり増えたなと感じます。

だからこそ、不登校であること自体もはや珍しいことではない!といえます。

不登校であることを恥じるのではなく、学校に通わないなりの選択肢を持っておく必要のある時代になったと言えます。

私自身無理して学校に行く必要はないと思います。

行きたいと思ったら行く、行けないと思うなら無理していかず、行けるようになるまで自分で勉強をする、でいいと思います。

良い先生に恵まれればいいですが、不幸なことに学校の先生が全くいい先生でないことも多いです。

サポートが不十分であれば、学校に行っても精神的に悪化する可能性もあります。

不登校になった理由は人それぞれあると思いますが、いじめや家庭環境など精神的な理由に起因していることが多いです。

学校の先生はあくまで学校の先生であり、カウンセラーではありません。

正しい対処がわかってないが故にかえって生徒を傷つけてしまうこともあります。

お互い、不幸なことにならないためにも然るべき場所や人に頼ることが必要なので、無理に学校に行く必要はないと言えます。

その上で、

「公立高校にいきたい」

という相談に乗っていきたいと思います。

公立高校受験は欠席日数・内申点から逃げられない

逃げないでー - ニコニコ静画 (イラスト)

不登校になってしまうとどうしても欠席日数が増えたり、宿題・提出物を出さない、テストを受けないとなり内申点が下がることになります。

公立高校では「欠席日数が多い場合には審議対象」となり、募集要項に不利になる要綱が設けられていることが多いです。

千葉では「欠席日数が3年間30日を超えている場合は審議対象」と明記されているように県によって対応が違うので自分の件の要綱は調べておきましょう。

県によっては「自己申告書」というものがあり、これを書くことで欠席日数や内申点に関係なく受験ができる制度があります。

その制度があるかどうか調べておきましょう。

また不登校枠と呼ばれるものがあり、内申点を加味しない枠があります。

名前自体も明確にあるわけでもないため、不登校枠受験があるわけではありません。

一般受験の合格枠の一部が内申点を加味せず、成績だけで合格を決められていることからそう呼ばれています。

成績だけで判断されるため、不登校組には若干有利といえますが、相当高い当日点を取る必要があり、2ランク上の学校に受かるぐらいの成績は必要になるでしょう。

頑張れば行けるってことですね!

そうだね。不可能ではないんだ。

ただ、現実問題合格率はかなり低いということは覚えておこう。

公立高校に行けたとして通い続けられますか?

先ほども話したようにいじめなど精神的な原因を理由に不登校になっている人も多いと思います。

公立高校であれば多くの生徒が同じ中学から進学していくことでしょう。

もし、いじめていた人が同じ学校に進学してきたら、通い続けることができますか?

本人がいなくても、自分が不登校だったこと、いじめられていたことを知っている人がいる学校で新しいスタートを切ることができますか?

実際多くの人が難しく、高校を辞めてしまっています。

だからこそ、無理して公立に行く必要があるのか考えて欲しいです。

公立高校に行くことがゴールではありません。

もっと先の大学進学や就職を見据えた時、自分にとってベストな選択をしてほしいと思います。

高校進学の選択肢

以下選択肢としてもらえればと思います。

定時制高校

定時制というと夜間に通うイメージがあるかもしれませんが、朝や昼も通う学校もあります。

一般的に夜の18~21時に通い、4年間で卒業する学校が多いです。

朝昼夜の3部授業を受けることで全日制同様3年間で卒業できるようになったところもあります。

また、全日制の学校に転校することができる学校もあります。

高校にはいきたいが、今すぐ公立に行く勇気が出ない・・・という方は転校できる定時制高校に入学し様子を見るといいでしょう。

公立の割合が圧倒的に多く私立は5%ほどしかありません

通信制高校

全日制・定時制との大きな違いはシステムの差です。

卒業するためには単位を取得しなければいけませんが、全日制は学年制、通信制は単位制という制度でそれぞれ単位を取得していきます。

詳しくはこちら

いずれにせよ、先生の言う通りにしていれば卒業できるようになっているのであまり気にする必要はありません。

わかりやすい違いで言えば必要な出席日数が違うことです。

通信制は自宅学習がメインになるので年に数日登校するだけで単位が取得できます。

また、私立高校が多いのも特徴です。

私立高校

公立高校ではなく、私立高校への進学をする選択です。

不登校の受け入れを行っている学校もあるため、学校の先生を通して相談してみましょう。

毎年対応が変わる学校もあるので、ネットで「去年受け入れてもらえた」という情報を見て、この学校は不登校の受け入れを行っていると判断するのは危険です。

学区の制限もないため、可能であれば県外も視野に入れることをおすすめします。

新しいスタートを切るうえで、自分の過去のことを知っている人がいない、というのは重要な環境になります。

実際、県外の全寮制の学校に通って、楽しく勉強に励んでいる子もいるので視野を広げられる選択肢といえるでしょう。

学校に通うことがゴールではない、成績の問題

不登校が続くと、ひとまず学校に通うことが目標になります。

そのハードルを越えて、ようやく学校に行けたとします。

しかし、そこで再び問題に直面します。

成績です。

学校に行ってない期間、学校に通っていること同じだけの時間勉強をしていない子がほとんどです。

当然、成績は後れを取っていきます。

学校の授業についていけなくなると再び不登校になる、なんてケースも多いです。

そのため、学校へ通うことも大事ですが、成績を上げるため自身でしっかり勉強を進めておかないと復帰後に厳しい現実が待っています。

学校に行きたくなくても、家で少しずつでも勉強をする習慣は身に付けておいた方がいいでしょう。

塾や家庭教師を頼むのも手ですが、いい先生を選ばなければ、学校生活の二の舞になってしまいます。

焦る気持ちはあるかもしれませんが、慎重に選びましょう。

まとめ

不登校でも公立高校に行くことはできます。

ただ、それなりにハードルが高くなるのと行った後にも問題は山積みです。

その上で、目指したいというのであれば勉強をしていく必要があります。

中学生の内容であれば独学を正しく行うことで半年もあれば受験に対応できるレベルには追い付けるでしょう。

方法についてご相談などあればお気軽にコメントを頂ければと思います。

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